意志を伝えることが大切な終活 - 斎場広場

自分の意志を家族に伝えることが大切な終活

終活とは、自分が旅立つときのことや、自分の葬儀について考え、行動することです。これには、ただ遺言のような自分の意志を明記するような作業だけでなく、旅立つ日までどのように生きていきたいかを考え、実践することも含まれています。

自分の旅立ちの儀式は、自分自身で考えることができますが、実際に儀式を執り行うのは残される家族となるので、自分の考えや希望などはノートなどに記入するだけでなく、折にふれて家族や親しい友人などと話し合っておくことが大切になります。

自分は、人生の終末期をどう過ごし、自分の亡くなった後の様々なことを、誰にどんな形で託したいかなどを細かく具体的に記しておくことも必要です。終活は家族に負担をかけたくないという考えがもとで行うともいえるので、そのためには、本人の意志を家族にきちんと伝えることが重要になります。

生前に託す相手を決めておきましょう

終活も市民権を得ました。エンディングノートをつけたり、葬儀の生前予約を利用する人もかなり増えてきています。しかし、そう言う行動に満足してしまい、家族に託すのを忘れてしまう人も少なくありません。家族はエンディングノートの存在や生前予約をしていたと言うことを知らず、別の葬儀社に頼んでしまうと言うケースもあります。

それでは、終活をした意味がありません。生前に託す相手を決めておくようにしましょう。しかし、一人暮らしのうえ、家族もいないと言う場合はどうしたらいいのでしょうか。託す相手がいないと言って、諦める人も少なくありませんが、その必要はありません。

友人に託してもOKです。ただ、友人に迷惑をかけたくないと言う人もいるでしょう。その場合は、老人福祉センターや地域包括支援センターなどに相談してみることです。